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時間資本主義の時代とは、時間が大切になるから、いろいろな負の時間を少なくしようという単純な時代ではない。負の時間を少なくするすべがどんどん供給されればされるほど、それによって生み出される無色透明な時空を、どのように実りある時間に変えるかということが従来以上に問われる時代なのである。『時間資本主義の到来』p.195
Kindle(paperwhite 2014)を買いました。やっぱ本は紙じゃなきゃ!という頑なまでの考え方をしていたのですが、本棚があまりにもパンパンになってきたので方針転換。使い始めると、こいつあ中々どうして良いヤツです。
欲しい本がkindleストアにあればいつでもダウンロードできるし、辞書機能があるから分からない言葉もすぐ調べられる。洋書なんか読んだ日には便利すぎて涙が出ます。今まで何を毛嫌いしていたんだろう、という感じ。
ところで、Kindleという電子書籍端末を買ったことで劇的に変わったことがあります。それがこの2つ。
その1:本屋のショールーム化
その2:読書の高速化
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Kindle買うまでは、本屋に行って本を物色し、良いもんがあれば買う、という流れでした。
Kindleを買った今、それがどうなったか?本屋まで行くことは行くのですが、回数が減りました。そして、立ち読みはするけれどもほとんど買わない。なぜかと言えば、Kindleがあるから。同じ本でも電子書籍の方が安い(ことが多い)のです。本屋さんには大変申し訳無い。。。(と言っても、Kindleストアになければ本屋で買いますよ!)
言うなれば、本屋は本の内容をざっくり掴むための「ショールーム」です。実際に買うのはKindleストア。
結果として、本屋に行く時間がだいぶ少なくなりました。
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Kindleを持ち歩くようになると、当然ながら「いつでも」「どこでも」「読みたい」本が読めるようになります。紙の本の場合、ハードカバーは重いから持ち歩くのやめようとか、本持ってきたは良いけどなんとなく読む気がしないとか、多々あります。
そういうこともあってか、Kindleを使っていると本を読む機会も増えましたし、読み進めるスピードが上がったように感じるのです。
これまた結果として、1冊の本にかける時間が少なくなりました。
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ぐたぐた語ってきましたが、Kindleの購入によって一番感じるのは「時間の節約」なのです。本屋行く時間、買う時間、読み終えるまでの時間、これまでと比べてずいぶん少なくなりました。大事なのはその節約した時間をどうするか?です。少なくとも、「更なる時間の効率化」にだけは費やさないように、実りある時間になるよう気をつけていきます。
Kindleだけは絶対に買わないと思っていました。とにかく、紙の本の質感、ページについたシミ、たまに挟まってるお菓子の食べカス、そういう紙ならではの悲喜こもごもが好きだったんです。
しかし、悲しいかな、一度Kindleを手にしてしまうと、そんなことも忘れてKindle賛美を始める自分がいるのです。心を溶かされたと言っても過言ではない。まだ買って2週間も経ってませんので、また心変わりあればレポートしますね。