最近、私はつくづく思うことがあります。Macbook Airは11インチを買うべきでなかったと。今持っている11インチ、それはそれで活躍しています。しているのですが、どうにも不便に感じる点がいくつかあるのも事実です。Macbookの性能うんぬんの話をしたいのではなく、自分の使い方から生じる問題というトコでしょうか・・・。ちょいと回想チックにお話したいと思います。
私はずっとずっと憧れていた。カフェでコーヒーを飲みながらパソコンをカタカタやる連中のことを。いかにもおしゃれ(に見えた)で、きっと素敵な生活を送っているのではと勝手に想像していた。一方の私はどうだろう?日が当たらない北向きの寒い部屋の片隅で、起動するのに忍耐を要するwindows7を使ってウダウダネットサーフィンをする日々。この差はいったいなんなのだと、私の中で耐えられない何かが膨らんでいった。
これはやはり、「場所」と「モノ」に原因があるのではと思い始めた私。ならば「モノ」をMacbookに変えてみようと思い立ち、検討を開始。場所(=おしゃれカフェへの持ち運び)を考えると、結論は1つに限られた。「一番軽くて小さい11インチにしよう」と。
そして手に入れたMacbook Air 11インチ。2013年7月の、暑い日のことだった。
最初は良かった。何せ今使ってるwindowsとは全く違う。極限まで薄いボディ、おしゃれなフォルム、恐ろしく早い起動と見とれる程のディスプレイ。これは革命だ、と。早速、カフェに繰り出す私。傍らにはモチロンMacbook。さすが11インチ。軽くてカバンにも簡単に入るな・・・。コーヒーの香りと、Macbookを手に入れたんだという高揚感で私の胸は一杯になった。
しかし、高揚感は長く続かなかった。カフェはだいたいスタバに行っていたのだが、混んでいることが多く、満席で足止め食らうことがしばしばあった。また、席が空いていたとしても、カウンターだったり、テーブルでも相席だったりすることが多い。そうすると、たとえばブログの記事をアップしようと思っても、どうにも気が散るし、長居には向かないように感じた。
また、何より問題だったのはネット環境。Macbookもネットに繋がなければやりたいことが出来ない。スタバはwifiが飛んでいるものの、これがしばしば途切れることがあった。スマホ使ってテザリングしてもいいが、長時間の使用には向かない・・・。
そんなこんなで、私の足はカフェから遠ざかっていった。あれほど憧れたカフェライフ。あのおしゃれに見えた人たちは何だったんだろう。ひょっとして無理してるのでは?いや結局のところ、私が幻を愛していたということなのか・・・。頭の中を『オリビアを聴きながら』が流れる。
極めて重大な事実。「カフェに行くの、めんどくさ・・・」。11インチを買った理由である「カフェライフ」がガラガラと音を立てて崩れ始めた。
結果、専らウチで使うようになった私。我が家では依然としてwindows7が幅を利かせているので、その横で申し訳なさそうにちょこちょこキーボードを叩いた。そうすると、沸々と私の中にある思いが膨れはじめた。「画面、小さっ・・・」だ。
11インチなので小さいのは当たり前なのだが、これは結構痛い。というのも、私は写真が好きで、一眼レフで撮った写真をLightroomなんかで編集することが多々あるからだ。そうすると、画面の小ささゆえ、細かい作業にはどうにも向かない。
加えて、11インチにはSDカードスロットルがないことも激痛だった。私はわざわざ別でカードリーダーを購入し、貴重なUSBポートを1つ犠牲にして写真データを読み込んでいる。ああ、これがせめて13インチだったら!私は何度枕を濡らしたことだろう。
だから私は声を大にして言いたい。11インチ以外にしておけば良かったと。Macbookの性能そのものに問題はなく、むしろ素晴らしいと感じている。ただ使い方が合わなかった。移動の多い人や、打合せで使う人なんかはコンパクトで軽くて良いと思う。しかし、私のようにカフェライフへの憧れだけで11インチを買うのだけは、避けるべきだ。
Retinaディスプレイモデルが欲しくなってきた
今回、記事を書くにあたってAppleのサイトを眺めていると、Retinaが良いな~と思い始めました。画面がえらい綺麗みたいですし。とは言えども1年前に買ったMacbook 11インチはまだまだ現役。不満はあれど、それは自分のせいなので仕方ありません。次に買う時は使い方を十分に検討の上、自分に合ったものを選びたいと思います!